手技について
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アロママッサージについて
アロマトリートメントとは?
アロマトリートメントとは精油(エッセンシャルオイル)をキャリアオイル(ベースオイル)で希釈したトリートメントオイルを用いて行うマッサージです。
ソフトなタッチングとゆったりしたリズムによって浸透させながら独自のハンドテクニックにより、リラクセーション効果をあたえ血行やリンパの流れをよくし全身の機能の向上を高めます。
①エフルラージュ
手のひら全体を使って、ゆっくりとした一定のリズムでやさしく
なでるように大きく手を滑らせること。指圧でいうと、軽擦法に近い動きです。
エフルラージュを気持ちよくするコツは、密着すること。
手首の手根から指先までつくところはすべてつけます。
カーブなどで、密着が難しいときにも、出来る限り、広い面積をつけるように、
自分の手のひら全体が肌につくように意識します。
圧は、握力や腕力で調節しないこと。
握力で圧を加えると指を痛めてしまうことがあります。
「もっと強く」とお願いされた場合も、グッと指に力を入れるのではなく、
圧は、体重で調整するようにすると良いでしょう。
背中、脚などを行うときには、体重の移動の仕方、体の使い方が
ポイントとなります。無理な体勢でエフルラージュを行うと、
腰や脚をいためてしまう方もいるので注意が必要です。
そして、次に、大切なことが、ゆったりとしたスピードで行うことです。
一定のリズムで行わないと、受ける側も落ち着かなかったり、
無意識に呼吸が乱れてしまうことがあります。
エフルラージュは、基本の手技のため、リンパドレナージュでも、
最初に行うのが一般的です。
エフルラージュが上手なセラピストからトリートメントを受けると、
これだけでも、眠りに誘われてしまうほど、気持ちが良いものです。
②フリクション
アロマテラピーマッサージでは、母指、四指、手根部、母子球などを使って、
圧力をかけながら、小さい円やらせんを描いたり、前後左右にスライドさせたりする手技。
①のエフルラージュは、皮膚表層部にあるリンパや血管に働きかける手技でした。
しかし、皮膚表面に手のひらが密着するので、圧が分散します。
これに対して、フリクションは、深部に働きかけることができる手技となります。
筋肉組織にまで届く手技であるため、位置がずれてしまったり、
指が深く入りすぎると痛みをともないますから、
相手の反応を見ながら行うことも大事です。
また、指の力だけで行わず、体重で圧を調整します。
③ニーディング
オイルマッサージ独特の動きで、パンを捏ねるように、
体の肉をこねていくもの。エステでは、痩身に必ず行います。
お腹や太ももなどの脂肪や筋肉の多い、柔らかい部位の
脂肪組織をほぐすのに適しています。
ニーディングのコツは、指先でつまむと痛みを感じるので、
指の関節は曲げずに、指の付け根から
つかむような感覚で行うものです。痩せている人の場合、
無理につかもうとすると痛いため、手を滑らせる動きだけでOK。
④ミルキングアクション
全身の血液は、心臓から送られて、また心臓に戻るというように循環しています。 上半身の血液は比較的容易に心臓へ戻っていきますが、下半身の血液は重力の抵抗を受けながら 進まなくてはいけません。 心臓だけで一連の動きを行うと、結構な負担になってしまいます。 そのときに心臓の助けとなっているのが、足の筋肉を動かすミルキングアクションという機能です。 足の筋肉が血液の周りで乳搾り(ミルキングアクション)をするように伸び縮みすることで、血液が心臓に送り返される というわけです。